原沢久喜「最後に勝って感謝の気持ちを」 4月末でJRA退社 東京五輪へ不退転決意

 体重無差別で柔道日本一を争う全日本選手権(29日、日本武道館)の会見が28日、都内で行われた。男子100キロ超級の世界選手権(9月、バクー)代表選考会も兼ね、リオ五輪銀メダルの原沢久喜(25)=日本中央競馬会=は「優勝しないと代表はない」と3年ぶりの日本一を狙う。

 4月末で所属を退社することが明らかになったが、「東京五輪に向けて退路を断ち、2年間は柔道に集中したい」と決意を示した。入社1年目の15年に初優勝を飾っただけに「最後に勝って感謝の気持ちを表したい」と有終の美を誓った。

 井上康生以来の3連覇が懸かる王子谷剛志(旭化成)は毎年恒例の丸刈り頭を披露し、「全日本は特別。経験を生かしたい」と気合。初制覇を狙う小川雄勢(明大)は「初戦からしっかり対策する」と闘志を燃やした。

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