再春館と今井氏の対立収束せず…フクヒロ岐阜トリッキーパンダース移籍発表の裏で
バドミントンの岐阜トリッキーパンダースは1日、同チームのフェイスブックで昨年の世界選手権女子ダブルス銀メダルの福島由紀(24)、広田彩花(23)組の加入を発表した。2人は3月末に前所属の再春館製薬所に退職届を提出。4月30日に退社が発表された。岐阜には、再春館製薬所元監督で、2人が前身のルネサス時代から指導を受けていた今井彰宏氏がスタッフとして在籍している。
一方で今回の一件で表面化した両チームの対立は収束する気配がない。再春館側は今井氏が監督時代に行っていた金銭的不正行為について、日本協会に告発状を提出。一方、今井氏は退社理由として「パワハラによるうつ病」と主張し、この日もフェイスブックに「適切な対応が望めないのであれば、しかるべき機関にて真相を明らかにする」と記した。これに対して、現在の再春館の監督である池田雄一監督が怒りを示す画像を張り付ける(のちに削除)など、謎の応酬が続いている。
日本バドミントン協会の銭谷専務理事は移籍については「両者が発表したし、スムーズにいくのでは」とした上で、“場外乱闘”に「選手が結果を出している中で、こういう状況は残念」と、困惑した様子で話した。