相撲協会が暴力防止の研修会 女性土俵問題で救命講義も

 日本相撲協会は2日、東京都墨田区の両国国技館で力士、親方ら全協会員を対象に暴力問題の再発防止などに関する研修会を開き、暴力団追放運動推進都民センターから講師を招いた他、消防署職員による緊急時の救命処置の講義もあった。

 冒頭にあいさつをしたスポーツ庁の鈴木大地長官は「暴力問題が繰り返し起こっていることは、スポーツ界でも極めて異例。暴力根絶への認識を新たにしてください」と苦言を呈した。

 鈴木長官のあいさつ以外は非公開。救急救命についての講義は、京都府舞鶴市長が倒れた際に女性に土俵から下りるよう促す放送が問題化した4月4日の春巡業を受けて実施された。

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