卓球日本女子、47年ぶり金メダル王手 完敗のコリア、韓国紙は北朝鮮エースを称賛

 卓球世界選手権団体戦の女子準決勝で、日本戦に臨む南北合同チーム「コリア」=4日、スウェーデンのハルムスタード(共同)
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 「卓球・世界選手権女子団体戦・準決勝、日本3-0コリア」(4日、ハルムスタード)

 女子準決勝が行われ、日本は、直前に急きょ結成された韓国と北朝鮮の合同チーム「コリア」に3-0で快勝し、5日の決勝に進出を決めた。

 第1試合で伊藤美誠(スターツ)が田志希(韓国)にストレート勝ちを収めると、第2試合は石川が16年リオデジャネイロ五輪の3回戦で敗れた因縁の相手キム・ソンイ(北朝鮮)と死闘を繰り広げ、最終第5ゲームを16-14で制して3-2のフルゲームの激戦を制した。第3試合は平野美宇(日本生命)が梁夏銀(韓国)に3-1で快勝し、試合を決めた。

 これで日本女子は14年年東京大会から3大会連続の銀メダル以上が確定。5日に行われる決勝では、47年ぶりの金メダルを狙う。

 一方、27年ぶりに結成された南北合同チームは銅メダル。韓国紙によると、合同チーム結成時の合意により、両国の選手9人全員にメダルが与えられるという。韓国のスポーツ紙「スポーツソウル」の電子板は「敗れはしたが、一丸となって戦った闘魂は印象深かった」と好意的に報道。特に石川と接戦を演じた北朝鮮のエース、キム・ソンイの名を挙げ「キム・ソンイの闘志が、27年ぶりに結成された単一チームの思い出を民族にプレゼントした」と、称賛した。

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