“キング・オブ・スキー”渡部暁斗が「SNOW AWARD」でMVP受賞
全日本スキー連盟は7日、都内で年間表彰式「SNOW AWARD」を開催し、最優秀選手には平昌五輪で2大会連続の銀メダルを獲得し、W杯年間総合王者にも輝いたノルディック複合の渡部暁斗(29)=北野建設=が選ばれた。悲願の“キング・オブ・スキー”の称号を得た複合ニッポンのエースは「選ばれるんじゃないかと思って準備はしていた。うれしかった」と充実の笑顔を浮かべた。
ただ、五輪後の世間の雰囲気を感じる中で、強く思ったことがある。「競技を知らない人たちにも知ってもらうという意味では、伝わってないと感じている。W杯総合優勝は僕の中では1番のことだけど、対外的には狭い世界の中での出来事。五輪のメダルの色が重要なんだと思った」と、改めて五輪金メダルへの思いを強くした。
視線の先には、4年後の北京五輪。「年齢的にも次の次まではイメージできない。次、北京で3度目の正直を」と力強く宣言した。