悪質タックル問題の日大監督は“雲隠れ” 12日関大戦に姿現さず
「アメリカンフットボール交流戦、日大48-21関大」(12日、富士通スタジアム川崎)
日大は、6日の関学大との定期戦(東京・アミノバイタルフィールド)で、守備選手(3年)が悪質で危険なタックルなど3度の反則行為で退場処分を受けてから初の試合となったが、内田正人監督の姿はなかった。
代わりに指揮を執った森琢コーチは、「まだ(選手、監督への)処分が正式に決まったわけではないので答えられない。また適切な場所、適切な形で対応させて頂きたい」と、監督不在の理由についても語らなかった。また、関学大からの抗議文書については確認したことを認めた上で、「まだ届いたばかりなので、それもこれから(対応する)」と説明した。
関東学生連盟によれば、6日の試合以降に、内田監督側から「当面試合には出ない」という意向が伝えられたという。関係者は「うちが試合を主催していることと、(関東学生連盟は)日大が加盟している連盟という2つの意味で(この問題を)放置できない」と話した。
同連盟は10日、この問題を受け、退場処分を受けた日大選手に対し対外試合出場を禁止する処分を発表。また、監督に対しても厳重注意とした上で、規律委員会で調査を行った上で最終的な対応を決定する方針を発表している。