桐生祥秀が100M初戦から手応え得て帰国「遠い世界とは感じなくなった」
陸上男子100メートルで日本人初の9秒台をマークした桐生祥秀(22)=日本生命=が13日、今季100メートル初戦となったダイヤモンドリーグ上海大会(12日)を終えて、羽田空港に帰国した。
結果は10秒26で最下位の9位に終わったが、世界王者のガトリン(7位10秒20、米国)や、リオ五輪銅メダルのデグラッセ(8位10秒25、カナダ)にも最後まで食らいつく内容に「スピードは足らなかったけど、最後までしっかりいけた。遠い世界とは感じなくなった」と、世界トップレベルでの戦いに手応え。
次戦は20日のゴールデンGP大阪(長居)。ガトリンに加え、日本のライバルである山県亮太(セイコーホールディングス)、ケンブリッジ飛鳥(ナイキ)、多田修平(関学大)と豪華メンバーがそろう。「楽しみなメンバー。ここからどれだけスピードを上げていけるか」と、力を込めた。