遠藤が豪栄道撃破!新三役が成長誇示 八角理事長「立ち合い強くなった」

 「大相撲夏場所・3日目」(15日、両国国技館)

 新三役の小結遠藤が大関豪栄道を肩すかしで破り連勝で2勝目を挙げた。前に出て攻め続ける力強い相撲で対豪栄道は4連勝。八角理事長(元横綱北勝海)らも成長に目を見張った。白鵬は松鳳山を一蹴し、鶴竜は魁聖を寄り切り両横綱が全勝キープ。大関とりの関脇栃ノ心も玉鷲をはたき込み、初日から3連勝に伸ばした。

 遠藤が真っ向勝負で大関を完封した。強烈な当たりを頭で受けて引かない。気迫と圧力で相手を後退させた。2度の引き技も残すと、最後は肩すかしで土俵にはわせた。

 館内大歓声に「良かった。気持ち良かった」と喜んだ。対豪栄道は4連勝と抜群の相性。今場所前は出稽古で何度も胸を借りた相手に恩返しをした。

 出世街道をひた走っていた15年春場所で左膝前十字靱帯を断裂。ここから度重なる故障で本来の動きを失った。相撲スタイルを変え、日々の取り組みも一新。3年をかけ「うまくけがと付き合えるようになってきた」とすべてを相撲に捧げ、はい上がって来た。

 八角理事長は「迷いがない。しぶといから豪栄道の弱気が出た。立ち合いが強くなってきた」と絶賛。土俵下で見た審判長の藤島親方(元大関武双山)は「これまではうまさが目立つ力士だったけど力強い。相手は脅威ですよ」とうなった。

 新三役で白星先行。「まあ、これから」と屈指の人気力士がまだまだ夏場所を熱くする。

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