悪質タックル問題 関学大・鳥内監督「同じ指導者として到底受け入れることができない」

 アメリカンフットボールの日大と関学大の定期戦で悪質な反則行為が行われた問題で、関学大は17日、兵庫県西宮市内で2度目の記者会見を開いた。

 会見では日大から提出された回答書を不服とし、小野宏ディレクターが「まず現在に至るまで日本大学の責任ある立場の方より、本件で被害にあった選手およびその保護者に対し、直接の謝罪の申し入れがなかったことにつき、遺憾の意を表します」と語った。

 鳥内秀晃監督は日大・内田正人監督の指導姿勢を批判。1プレー目の悪質タックルについて「このことが起こったときに、ベンチに戻して、そういうプレーをしろと言ったんじゃないと言えなかったのか」とし、「非常に悪質。同じ指導者として到底受け入れることができない。」と怒りを口にした。

 関学大は日頃から選手に対してフェアプレー精神を徹底。「『汚いプレー、反則プレー、相手を故意に傷付けるな。もしやったら一生背負うことになる』と言っている」と強調した。自チームであの悪質プレーが起きる可能性があるか問われ「常々、言うてますから、うちのチームではあり得ません。こういう競技ですから、いざこざはありますが、あのプレーはありえません」と言い切った。

 この日までの日大からの回答書には「意図的な乱暴行為を教えることはありません」と明記されている。また、日大の内田監督が試合後に反則行為を容認するかのような発言があったことに「規則に違反してもいいとしたものではなく、試合終了直後にメディアに発したコメントは撤回する」と記された。

 ただ、関学大は反則に至った経緯などが記されていないとし、小野ディレクターは「5月24日までに改めて1プレー目の反則行為に対して貴部が把握する事実、当該プレーに至った経緯、それまでの指導内容、試合後の対応を具体的に回答していただきたく存じます」と、再提出を求めた。

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