関学大OB有馬隼人、日大タックルは「ゴング鳴った後に後ろから殴るレベル」
元TBSアナウンサーの有馬隼人が17日、TBSラジオ「伊集院光とらじおと」で、日大アメリカンフットボール部の悪質タックル問題について言及。タックルについては「ボクシングでゴングが鳴った後、後ろを向いている時に思い切りパンチを浴びせるレベルの反則」と非難した。有馬は関学大でスターQBとして活躍。卒業後にTBSに入社したが、3年で退職しアメリカンフットボールの社会人選手として活躍。12年に現役を終えた。
有馬は伊集院から今回の騒動について聞かれると「タックルされた選手は私の出身大学で、ポジションも背番号まで同じなんですよ、なのですごく…」と切り出した。
有馬は今回のタックルについて「例えば、ボクシングでゴングが鳴って、何秒か経って後ろ向いて歩いている時に、思い切りパンチ浴びせるような、そういったレベルの反則行為なので、ただの反則ではない。度を超した反則であることはおわかりいただけると思う」と説明。「30年近く(アメフットに)関わっているが、一度も見た事がないレベルの反則」と悪質さを訴えた。
有馬はこれまで「私を含めた外の人間が、憶測や推測を持ってこの件に対し話すこと自体、良くないことだと思っていて、他のメディアでは一度も発信してこなかった」と言い、この件に関して発信するのは今回が初。
「大事な事が一番遅れていて、関学大は早く会見を開いて、明確な見解を示していて、今日も会見をするんですけど、日本大学の方は何も発信できていない状態。今回、前代未聞の反則がなぜ起こったのか、起こったいきさつ、その事実を伝え、再発防止まで一番速く発表しないといけないのは日本大学」と、反則が起こった経緯や再発防止策を示すことが大切と訴え「早く公式なメッセージを出さないといけない」と呼びかけていた。