アメフット日大の反則プレーは「刑事目線なら殺人未遂」小川泰平氏が指摘
アメリカンフットボール・日大-関学大の定期戦での悪質な反則プレーが大きな問題として波紋が広がる中、元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏は18日、デイリースポーツの取材に対して「厳しく見れば、傷害ではなく殺人未遂に相当する」という独自の見解を示した。
小川氏は「大相撲のかちあげやエルボーが問題になっているが、今回の反則行為はそういう次元ではない。ラフプレーではなく、犯罪行為と言っても過言ではない。どう見ても確信犯である。刑事目線で見れば“殺人未遂”にもなりかねない」と厳しく指摘した。
関学大QBは翌7日に右膝軟骨損傷と腰の打撲で全治3週間の診断受けたが、後に左脚のしびれを訴えている。小川氏は「QBとしての仕事を終え、一安心したところに、後ろから軽自動車で突っ込まれようなもの。よく見ると、タックルをした後に、(相手に対して故意に)捻(ねじ)っているようにも見える」と分析した。
さらに同氏は「スポーツマンが自分の考えであのようなプレーをするとは思えない。断定はできないが、もし誰かの指示があったとすれば『教唆犯』となる。被害届が提出されれば、警察は当然、捜査することになるでしょう」と分析した。