【悪質タックル問題まとめ】13日後に日大監督が謝罪、関学大は2度の会見で怒り

 アメリカンフットボールの悪質反則問題で、取材に応じる日大の内田正人監督=19日午後、大阪空港
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 アメリカンフットボールの定期戦で日大選手の悪質な反則タックルで関学大の選手が負傷した問題で、日大の内田正人監督が19日、報道陣の取材に対して辞任を表明した。6日の試合以降の経緯をまとめた。

 ▽6日 日大-関学大の試合がアミノバイタルフィールドで行われ、プレー終了後に関学大のQBをタックルし、負傷させる悪質なファウルが発生。

 ▽7日 ファウルを受けた関学大QB選手が全治3週間の診断を受ける。

 ▽10日 関東学生連盟が反則行為をした日大選手に対外試合を禁止する処分を発表。内田監督には厳重注意。関学大アメフット部として、日大アメフット部に同日付で抗議文を送付。日大はアメフット部公式ウェブサイトに謝罪文を掲載。

 ▽12日 関学大の鳥内監督、小野ディレクターが会見。「あってはならないこと」と非難し、謝罪や真相究明を望む。日大は関大と交流戦を行ったが、内田監督は姿を見せず。試合は勝利。

 ▽13日 日大が名城大と試合をし勝利。

 ▽14日 日大-法大、日大-東大、日大-立教大の中止を発表。スポーツ庁の鈴木大地長官も容認できないと発言。

 ▽15日 日大が関学大に抗議文に対する回答を送付。

 ▽16日 日大広報が反則タックルが内田監督の指示であったとする報道に対して「それはあり得ない」と否定。デイリースポーツの取材に回答。

 ▽17日 関学大が会見。小野ディレクターが、負傷した選手とその家族に「日大の責任ある立場の方より」謝罪の申し入れがないことに遺憾の意を表明した。日大からの回答文にファウルに至った経緯などが記されておらず、24日までに再回答をするよう求めた。鳥内監督は「非常に悪質。同じ指導者として到底受け入れることができない」と怒りをにじませた。また、日大は明大戦、成蹊大戦が中止になった。

 ▽18日 日大は桜美林戦(6月17日)も中止に。

 ▽19日 日大の内田正人監督が関学大の負傷選手と保護者に謝罪した。その後、伊丹空港で報道陣に対して監督辞任を表明した。

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