リレー侍 再結成で好タイム「信じ合っている」選手も笑顔
「陸上・セイコー・ゴールデングランプリ大阪」(20日、長居陸上競技場)
男子400メートルリレーが行われ、日本はA、Bの2組に分かれて出場。日本Aはリオ五輪で銀メダルを獲得した「リレー侍」こと山県亮太(セイコー)、飯塚翔太(ミズノ)、桐生祥秀(日本生命)、ケンブリッジ飛鳥(ナイキ)の4人で臨み、当時樹立した日本記録まで0秒25と迫る37秒85で優勝した。日本Bは多田修平(関学大)、原翔太(スズキ浜松AC)、小池祐貴(ANA)、藤光謙司(ゼンリン)で、38秒64の2着だった。
まだシーズンも序盤の中、日本Aはひさびさの再結成でいきなり好タイムをマーク。選手からも思わず笑みがこぼれた。
1走の山県が「ちょっと意気込んで行けた」と気合を入れて臨んだことを明かせば、2走の飯塚は「お互い信じ合っている」と抜群の信頼関係は揺らいでいないことを告白。3走の桐生は「バトンも少し(練習を)やるだけで感覚が分かる」と言い、ケンブリッジも「日本記録も(この先)全然更新できる」と自信を口にした。
目指すのは2020年東京五輪での金メダル。今季は8月にジャカルタアジア大会が開催される。し烈な代表争いはこれからだが、「リレー侍」の速さと結束の強さをあらためて示した。