栄和人氏、パワハラ問題で常務理事を解任へ 6・23評議員会で
日本レスリング協会は20日、都内で臨時理事会を開催し、女子で五輪4連覇の伊調馨(ALSOK)らが前強化本部長の栄和人氏から受けたパワーハラスメント問題への対応を協議した。第三者委員会の調査を経てパワハラ行為が認められた栄氏への処分ついては、近く倫理委員会で検討した上で、6月23日の評議員会で常務理事を解任される見通しであることが明らかになった。
この日の理事会では、内閣府の公益認定等委員会から5月末までの報告を求められている再発防止策などについて検討した。
栄氏への処分については倫理委員会で検討し、6月8日の定例理事会で承認した後、23日の評議員会で最終決定することを決めた。
現在、日本協会の倫理規定には、違反した理事への処分は「解任」しかない。今回パワハラ行為が認定されたことを受けて、栄氏が処分を免れることは難しく、理事解任は不可避となった。