休場の遠藤、10日目から再出場へ 白鵬と対戦
「大相撲夏場所9日目」(21日、両国国技館)
7日目から途中休場していた新三役の小結遠藤(27)=追手風=が22日の10日目から再出場することになった。20日に10日目の幕内取組が発表され、結びで横綱白鵬(宮城野)との対戦が組まれた。
遠藤は6日目の御嶽海戦で右上腕部を負傷。「右上腕部二頭筋遠位部断裂で約3週間の加療を要する見込み」と診断された。
師匠の追手風親方(元幕内大翔山)は数日、様子を見て痛みが引かないようなら手術の選択肢も示していたが、手術は回避し、治療と強化をしていく方向となった。
4人の医師に手術の可否に関し相談し手術を勧める意見もあった。最終的には本人が判断。前日に稽古場に下り、患部の状態を確かめた。この日朝、師匠に「何とか行けそうなので」と出場の意思を伝えた。
この日、師匠は「手術をするかしないかの判断。手術をするなら、きょう、あすにでもやった方がいい。出場するなら手術をしない方向。休むなら手術をする。切れているのだからそれ以上は悪くはならない。全部の力は入らないけど。出るからには一つでも多く勝って欲しい」と話した。