日大悪質タックル問題 教職員組合が怒りの声明文も、大学提出後はなぜか歯切れ悪く…
アメリカンフットボールの定期戦で、日大選手の悪質な反則行為によって関学大選手が負傷した問題で、日大側の対応が問題の長期化を招いている中、日本大学教職員組合が21日、同大学・田中英壽理事長と大塚吉兵衛学長へ宛てた声明文を発表。同日、千代田区の日大本部に提出した。
声明文は人事一新などを求めるもので、文理学部教授の初見基文理学部支部長は提出前、「私たちの立場からすれば、一番迷惑を被るのは学生。就職活動にも大きな影響があるし、教職員たちも今回のことに関しては非常に怒っています」と話し、本部へと提出に向かった。
しかし、予定よりも30分長引いて、本部から出てくると、取材に応じた生物資源科学部国際地域開発学科准教授の菊地香執行委員長は「ルールを逸脱するプレーをしたことへの管理のあり方はどうなのか。そういうところ」と話したものの何度も「歯切れが悪くてすいません」と繰り返し、アメフット部の内田正人監督が監督は辞任したものの学内の役職である常務理事などにとどまっていることを問われても「説明しにくいところ…。我々も動揺している。もうちょっと情報を整理させてもらって、話をする場を設けさせてもらいたい」と、後日の会見で説明すると話すに止めた。