悪質タックル問題、日大アメフット選手が実名顔出しで会見し、謝罪
大学アメリカンフットボールで、関学大との定期戦で悪質な反則タックルを仕掛けた日大の当該選手・宮川泰介(20)が22日、都内の日本記者クラブで会見を開き、「本件によりケガをさせてしまった関西学院大学アメリカンフットボール部のクォーターバックの選手及びそのご家族、関係者のみなさまに対し、大きな被害と多大なるご迷惑をおかけしたことを深く反省しております。本当に申し訳ありませんでした」と謝罪した。
日大は関学大と6日に定期戦を行った。関学大のQB(クオーターバック)というポジションの選手に、ルールで認められていないボールを手放した後のタックルを、無防備な背後から繰り出し、右膝と腰に全治3週間のけがを負わせた。
関学大側は2度、会見を実施し、悪質なタックルが行われたことそのものや、その後の日大側の態度を非難した。19日には日大の内田前監督が兵庫県西宮市を訪れ、関学大側に謝罪をした。
なお、日大が関学大に提出した回答文の中で、内田前監督ら指導者から負傷させることを目的としたタックルを指示していないとし、「指導者による指導と選手の受け取り方に乖離が起きていたことが問題の本質」と説明している。