関学大QB父、日大前監督らに「激しい憤り」 24日の再回答次第で刑事告訴も
5月6日のアメリカンフットボールの定期戦で悪質なタックルを行い、関学大の選手を負傷させた日大3年の宮川泰介選手(20)が22日、都内の日本記者クラブで記者会見した。
負傷した関学大QB選手の父、奥野康俊氏は宮川選手に対し「自分のしてしまったことを償い、再生していただきたい。勇気をもって真実を話してくれたことに感謝する」と関学大アメフット部を通じてコメントを発表した。
一方で、指示をしたとされる監督やコーチに対しては「激しい憤りを覚える。絶対に許されないことだ」と怒りをあらわにした。「このような指示を出すこと自体があってはならないことだし、さらに強制し、追い詰めるやり方は社会のルールをまったく逸脱している。こうしたことが学校の中で起きていたこと自体が信じられない」とコメントした。
21日には被害届を提出している。これについても「被害届を取り下げる準備もあったが、今回の会見を見て(あらためて主張の矛盾が判明し)刑事告訴も検討せざるをえない状況だ」とした。24日が期限の回答書も踏まえた上で、各所と相談して判断するという。