日大、指示再否定「QBをつぶせはよく使う言葉」
5月6日のアメリカンフットボールの定期戦で悪質なタックルを行い、関学大の選手を負傷させた日大3年の宮川泰介選手(20)が22日、都内の日本記者クラブで記者会見した。
宮川選手が在籍する日大は22日夜にコメントを発表した。
「厳しい状況にありながら、あえて会見を行われた気持ちを察するに、心痛む思い。大変申し訳なく思う」と前置きしながらも、監督の指示については「QBをつぶせ」という言葉は本学フットボール部においてゲーム前によく使う言葉で、『最初のプレーから思いきって当たれ』という意味。誤解を招いたとすれば、言葉足らずであったと心苦しく思う」と、従来の「受け取り方の乖離」という主張を崩さなかった。
東京都千代田区の日大本部には多くの報道陣が詰めかけた。対応した古賀千晴広報課長は「法人としてお話することはない」と繰り返し、大学としての記者会見については「未定」とした。
また、東京都世田谷区のアメフット部の練習場では何人かの部員がクラブハウスを訪れたが、会見については「見ていません。コメントできない」と口をそろえ、足早に帰路についた。