内田前監督、日大選手の謝罪希望止めた理由は「文書の行き来」と考えたため

内田正人前監督(右)が質問に答える間、目を閉じてうつむく井上奨コーチ=東京都千代田区の日本大学(撮影・村中拓久)
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 日大アメフット部の内田正人前監督と、井上奨コーチが23日、都内の日大本部で会見に臨んだ。関学大のQB選手に反則タックルを行った宮川泰介選手が、22日の会見で内田前監督に負傷させた被害選手に謝罪したい旨を申し入れ、止められたと主張したが、内田前監督は「部と部の文書の行き来でこれをやっていくのかな」という考えがあったからだといい、「他意はありません」と強調した。

 関学大との定期戦があったのが6日。その後、11日に宮川選手とその両親が監督を尋ね、個人として関学大QB選手に謝罪に行きたい旨を申し入れたが、制止されたと22日の会見で主張している。内田前監督は「これは僕個人のフットボールを今までやってきた経験ですが、反則があった場合、審判の判定に不満があった場合、相手側の連盟に文書を送ります。試合の中で反則があった場合、直接相手の監督に電話をします。そういうケースで行くのかなというところに質問状が来ました。部と部の文書の行き来でこれをやっていくのかなと思いました。そういう他意はありません」と、説明した。

 一緒に謝罪に行くという判断もあったのではないか、との質問には、「僕が失敗したところでした。電話がくるのかとか、その上で謝罪をするのかなど、そこの判断は遅かったかもしれません」と謝罪に行く判断が遅かったことは認めた。

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