日大の大塚吉兵衛学長が２５日、都内の日大本部で緊急会見を行った。２３日に同会場で行われた内田正人前監督、井上奨コーチの会見で司会を務め、その対応で物議をかもした日大広報部の男性は、今回の会見では司会を担当しなかった。

　前回会見では司会者は名前を名乗ることもなかったが、今回は冒頭、日大広報部の男性が「今回司会を務めさせていただきます」と所属と名字を名乗り始まった。

　前回の会見で司会者は、９０分が経過したあたりから報道陣の質問を遮るようになり、質問を続けようとする報道陣と激しく応酬。「もうやめてください」と強引に会見を打ち切ろうとした。これに対し、報道関係者の一人が「日大のブランドがあなたの発言で落ちている」と指摘すると、即座に「落ちません！」と応酬し、場が混乱した。「この会見はみんな見てますよ」と再度指摘されるも「見てても見てなくてもいい」となどと高圧的に言い放ち、会場を炎上させていた。

　日大関係者は司会者が交代したことについて「お答えできない」としている。