日大学長、無関係学生の就活影響を懸念 面接で質問「グサッとくる」
日本大学は25日、悪質なタックル問題を起こしたアメリカンフットボール部について、都内の日大本部で大塚吉兵衛学長が会見を開いた。
問題の影響が日大の4年生が行っている就職活動に表れているといい、「就職のところでハンディキャップにならないようにということだけは、私としてはこれからも深く企業様にはお願いしないといけない」と会見を通じて求めた。
今回の件に関係ない日大生への影響について、「4年生なんかについては面接などで、『あの問題をどう思うか』とか、本人にとってはグサっとくるような質問がされるところがある」と明かした。各企業に対して、「そういう意味では、学生個人個人についてはそういうの重々感じていて、面談にうかがうわけですので、別の質問にしていただきたいなというような気持ちも(ある)。私の方からはお願いしたい」と所感を述べた。
各地にある付属高校にも「数は少ない」としつつも苦情が来ているという。大学の学部は対応窓口の電話が「鳴りっぱなし。取れる本数も少ない」ほど担当者が対応にかかりきりだという現状を説明した。