関学選手の父親、脅迫メール来ている「問題は根深い」…任期後は政治家辞め活動
アメリカンフットボールの定期戦(6日)で、日大の守備選手が関学大のクオーターバック(QB)選手に悪質なタックルを仕掛けて負傷させた問題で、26日、日大側からの再回答を受けた関学大が兵庫県西宮市の同大学で会見した。鳥内秀晃監督、小野宏ディレクターと、被害選手の父親の奥野康俊大阪市議が出席した。
今回の問題で自身の身分を公表した奥野氏は、今の市議任期後は政治家を辞め、教育環境の健全化のために注力することを表明している。
この日「私が政治家であることは足かせ」と説明。被害選手の父親であることを公表した後は「実際、私の所にも脅しのメールのようなものがあります」と明かし「この問題は根深い」と語った。
そのうえで「全部応対していたら前に進まないし、励ましのメッセージのほうが多いですから、子供たちの教育環境をあるべきものにするのに、そういう肩書きはなくてもできるのではないかと感じました」と政治家を辞めることを決めた経緯を説明した。
「残された人生は、たまたま与えられたこの事案をもとに、貢献することができればと思い、決断しました」と語った。