渡部香生子がV 復調アピール「苦しんだ時期があった」
「競泳・ジャパン・オープン」(27日、東京辰巳国際水泳場)
女子200メートル平泳ぎは15年世界選手権金メダルの渡部香生子(21)=早大=が2分22秒88で優勝した。17歳の池江璃花子(ルネサンス)は100メートルバタフライを56秒93で制し、50メートル自由形も24秒47で優勝。男子200メートル背泳ぎは萩野公介(ブリヂストン)が優勝し、同200メートル平泳ぎは世界記録保持者の渡辺一平(早大)が制した。また、8月のパンパシフィック選手権(東京)の日本代表主将に萩野と大橋悠依(イトマン東進)が選ばれた。
女子200メートル平泳ぎで2年ぶりに代表復帰した渡部が、4月の日本選手権に続く2分22秒台の好タイムで復調をアピールした。世界女王にもなった得意種目で、この大会での優勝も3年ぶり。「ここまで戻ってこられてすごくうれしい」と笑みを浮かべ、夏に向けて「自分も苦しんだ時期があったが、今悩んでいる人にも(勇気を)伝えられるようなレースをしたい」と力を込めた。