巨人、日大とスポンサー契約解除 悪質タックル騒動で申し入れ受諾
プロ野球の巨人は28日、日本大とのスポンサー契約を解除したと発表した。アメリカンフットボール部の悪質な反則を巡る騒動に揺れる日大側から「スポンサー契約を解除したい」との申し入れがあり、受け入れることにしたという。
巨人は2016年シーズンから日大と公式スポンサー契約を締結。本拠地、東京ドームでの試合の際には大型スクリーンに平昌五輪フリースタイルスキー男子モーグルの銅メダリスト原大智や、大相撲の小結遠藤ら、日大在学中のアスリートやOBを起用したPR映像を流していた。
日大側からの申し入れを受け、球団はすでにヒーローインタビュー時などで使用されるバックボードや公式ホームページからオフィシャルスポンサーである日本大学の文字を外していた。
日大は阪神甲子園球場や神宮球場、ナゴヤドーム、横浜スタジアム、楽天生命パーク宮城、ヤフオクドームに掲げていた広告について「ことの重大さに鑑み、自粛いたします」と発表した。
中日はナゴヤドームの一塁側と三塁側のベンチ前にある防球フェンスの広告看板を撤去し、当面は無地に差し替える。ナゴヤドームは17年から契約を結んでいた。ソフトバンクもヤフオクドームのベンチ前の広告を撤去した。