赤星氏 内田前監督の「ハマる」圧力指導の背景 「指導者が成長してないからでは」
日大アメフト部の内田正人前監督による特定選手への圧力指導が「ハマる」と表現されていたことについて30日、日本テレビ系「ミヤネ屋」で議論。元阪神の赤星憲広氏は「指導者が全然変わっててない。成長してないからこうなったんじゃないか」と異様な指導法が横行していた背景を推測した。
「ハマる」という内田前監督の追い込み指導は、関東学生連盟が29日に内田前監督、井上奨前コーチへの「除名」処分を発表する中で、規律委員会の調査によって浮かび上がったことが明らかにされていた。
赤星氏は「ハマった人たちに与えるのは精神論。技術的な指導をしていかないといけない。(内田氏らは)指導をしていないと思う。屈辱を与えるのは、昔からあったと思う。日大の中にもずっとあったんだと思う」と精神論で特定の選手を追い込んでいく指導が長くあったのではないかと推測した。
さらにネットなどの普及もあり海外のプレーや指導方法などを知ることが難しくない現状を踏まえ「今の人たちは映像も見られるし、勉強してる人が多い。監督さんは指導するのに、このワンパターンしかなかったのかな」と疑問を呈した。
そのうえで「指導者が全然変わってない。成長してないから、こうなったんではないか。説明できないとなると手が出ちゃう」と悪循環に陥ることを指摘していた。