ジョージア駐日大使も栃ノ心を祝福「横綱になれる」
日本相撲協会は30日、東京・両国国技館で名古屋場所(7月8日初日、ドルフィンズアリーナ)の番付編成会議と臨時理事会を開き、関脇栃ノ心(30)=春日野=の大関昇進を満場一致で決めた。新大関の誕生は昨年夏場所後の高安以来で、欧州出身では琴欧洲、把瑠都に続く3人目でジョージア出身は初めて。都内の部屋で行われた伝達式では「親方の教えを守り-」と強い師弟愛のにじむ口上を披露。「力士の手本」「稽古に精進」など怪力大関らしいパワフルな決意表明となった。
栃ノ心の母国、ジョージアのツィンツァ駐日大使も伝達式を見守り、祝福した。栃ノ心とは親交も深く「パワー、スタミナ、魂、どれを取っても横綱になれる。年内に昇進して欲しい」と願った。栃ノ心は近日中の帰国に向け調整。マルグヴェラシヴィリ大統領との対面も予定されており「直接祝辞を受けることになる」と大使。大フィーバーの母国凱旋となりそうだ。