日大復帰は体制刷新が絶対条件 監督会、関東学連1年の処分期間に疑義投げかけ

 アメリカンフットボールの日大の悪質な反則問題に関して、関東学生1部リーグの監督会が30日、都内で開催された。関東学連は29日に、日大に条件付きで18年シーズン終了までの公式試合出場資格停止処分を決定したが、各チームを代表する大山茂議長は「1年間何も(改善が)なくても復帰するのかと。処分期間が明けても、体制の改善がなければ試合できない」と疑義を投げかけた。

 関東学連は規律委員会の調査結果を受け、日大・内田正人前監督から反則の指示があったと認定し、内田氏、井上奨前コーチに除名処分を科した。大山議長は「規律委員会の事実認定はかなり踏み込んだ内容」と、総論としては評価。ただ、チームには条件付きでの処分となり、再発防止策などの条件をクリアすれば処分解除の可能性もあるほか、19年3月末で自動的に処分が明けることになる。

 24日の監督会では、日大の指導環境に改善がない限り、各大学は対戦を拒否することで一致していた。大山議長は「処分が軽い重いというより、期日をつけたことがおかしい」と強調。東大・森清之ヘッドコーチは「それぞれの監督が(安心して)学生をフィールドに送り出せるか。その一点に尽きる」と、日大の体制刷新が唯一絶対の条件であることを再確認した。

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