栃ノ心が大関初仕事 ラグビー日本対ジョージア戦PR「どっちも応援」
大相撲夏場所で13勝を挙げ、30日に正式に新大関となった栃ノ心(30)=春日野=が31日、都内の部屋でラグビーの代表戦をアピール。日本と母国ジョージアが6月23日、愛知・豊田スタジアムで激突。同試合の「特別応援サポーター」に就任しており、大関初仕事で大役を務めた。
「大関栃ノ心です。6月23日、日本代表対ジョージア代表を応援に行きましょう」。PR動画では堂々と「大関」と自らを名乗る第一声。「言いづらい。慣れてない。時間かかる」と苦笑いした。
前日の伝達式の口上では緊張しっ放し。一夜明け「今日は余裕。昨日終わってホッとした。だいぶドキドキしていたからね」と、リラックスした。
幼少期よりサンボ、柔道など格闘技の道を歩んできたが、激しいコンタクトスポーツであるラグビーも好き。遊びではやったこともあり、近所に住んでいた元ジョージア代表選手もいる。「体の動きも似ている。スクラムとかおもしろいよな」と見るのも好きだ。
来年にはラグビーW杯が日本で行われる。「いいよな。見てみたい。(日本もジョージアも)どっちも応援するよ」と待ち遠しい。
稽古場に掲げられる木札は真新しい「大関」と刻まれたものの横に「栃ノ心」の名前。新木札を見て「頑張らないといけないね」と、大関としての責任を実感していた。