日大タックル問題、当該選手と被害選手の示談成立 被害者父がFBで報告
日大アメリカンフットボール部の悪質タックルの被害にあった関学大アメリカンフットボール部部員の父が1日、フェイスブックを更新し、タックルをした当該選手との示談が成立したと明らかにした。
フェイスブックによると、当該選手との間で「双方の代理人を通じて、示談が成立することになりました。宮川選手の今後の人生を応援したいと思います」と明記している。
SNSの拡散から明らかになった今回の問題に対し「SNSから始まり、メディアを含め応援いただいた皆さんのお力、その相乗効果の結果、日本で初の事案になるであろう形(捜査継続中)で、一定区切りがついた事、心から感謝申し上げます」ともつづった。
今後は、現在大阪市議という政治家の立場から「大学の設置基準、税金から支払われる日大への補助金の投入の是非、理事長含め理事の選任の仕方、評議員の選定と役割等、有るべき姿に向け、提言していきたいと存じます」とした。
FBには示談書の写真もアップ。その中には当該選手が被害選手に「実費相当額の弁償金として。金30万円の支払い義務があることを認める」とあるが、「これまでの交通費、記者会見会場費用など、今後かかる大阪東京、往復の実費交通費など相当額です。弁護士費用は含みません」と説明している。
なお、被害者の父は5月31日のFBで、当該選手を除く内田正人前監督、井上奨前コーチの2人に対する告訴状を提出したことも明かし、「嘆願書6348通(4万を超えるネットによる嘆願書は別)を調布警察において受理頂きました」としている。