日大・大塚学長 田中理事長が出てこない理由「私の管轄なんです」

 文科省への報告を終え、報道陣に対応する日大の大塚学長=文科省
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 日本大学アメリカンフットボール部の悪質なタックル問題で、日大・大塚吉兵衛学長が1日、都内の文部科学省とスポーツ庁をを訪れ、一連の問題について経緯を説明した。

 大塚学長はこの日の理事会で内田正人前監督が常務理事を辞任し、第三者委員会を立ち上げたことなどを報告。アメリカンフットボール部の今後についても話し合ったという。

 大塚学長は、報道陣から田中理事長が不在の理由を問われ、「私が全部の責任を負っている立場上、部の中の活動についてはこのような事態を招くことは予想されていなかったということで…。部活動についてサポートということばかり考えていたもんですから…」など、言葉を選びながら答えた。

 質問と回答が全くかみ合っていないことから再度、「理事長がなぜでてこないのかということを聞いている。今日も理事会には出られている。しかし、文科省に説明にきたのは学長。それはなぜか」と質問され、「私の受け止め方が、学生の問題を中心にという形で受け止めている。現在、第三者委員会におまかせしている。その折には理事長からお答えを頂くことになろうかと思います」とした。

 問題が起きてから、公の場で対応が一度もないことには学生問題の責任者が学長であることを強調し、「私の管轄なんですね、今の段階では」と説明した。この日の理事会では田中理事長が「このような問題になり、対応が遅れてしまった」と理事に対して謝罪したという。

 また、内田前監督の常務理事辞任については30日に本人から「辞任したい」と連絡があったことも明かされた。内田前監督は現在、自宅待機になっているという。

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