錦織4年連続16強!またまたフランス勢撃破で自画自賛「一番いい試合」
「テニス・全仏オープン」(31日、パリ)
男子シングルス3回戦で世界ランク21位の第19シード、錦織圭(28)=日清食品=は同65位のジル・シモン(フランス)を6-3、6-1、6-3で下し、4年連続のベスト16入りを果たした。女子シングルス3回戦で世界ランク20位の第21シード、大坂なおみ(20)=日清食品=は昨年の全米オープン準優勝で世界13位の第13シード、マディソン・キーズ(米国)に1-6、6-7で敗れ、全仏初16強入りはならなかった。
5度目のマッチポイントで決めると、錦織は大きく息を吐いて安どした。
「今週の中で一番いい試合。うまく攻められた。攻めないと勝てない相手なので、自分から攻めるように言い聞かせていた」
自在な攻めで初対決のシモンを揺さぶり、1度もサービスゲームを落とさない会心の出来で16強入り。3戦連続で地元フランス勢を撃破した。
2回戦では精神面でややもろさが出て、くせ者のペールにフルセットに持ち込まれた。「これから(世界ランキングの)トップ10に入っていくには気持ちのアップダウンはなくしていかないと」と自らに言い聞かせる日本のエース。赤土の舞台で躍動して喝采を浴び「調子は上がっている。次の戦いに向けて調整したい」と先を見据えた。