日大アメフット部父母会が大学側と会談 早期チーム練習再開を確認「選手たちは変わる」

 悪質タックル問題で、関東学生連盟から今年度の公式戦出場停止処分を受けている日大アメリカンフットボール部の父母会は2日、世田谷区のキャンパスで会合と大学側との会談を行い、現在活動を休止しているチームについて、早期に練習を再開させる方針を確認した。父母会会長が匿名で取材に応じた。

 会談には大学から加藤部長を含めた2人が参加。問題が大きくなって以降、選手たちは自主練習の日々を過ごしているが「部長は練習は『できるだけ早くさせてあげたい』と。選手も『練習がしたい』と話してる。今は練習を監督できる方を探している」と、明かした。

 また、父母会と大学側は、9月のリーグ戦復帰を目指し、関東学連が求める体制一新など条件をクリアするために、協力していくことを確認。加藤部長は指導体制について「抜本的に変えないといけない」と宣言したものの、具体的な案は示さなかったという。

 29日には声明文を出し、再生への意気込みを示した選手たち。父母会会長は「選手たちは試合に出たいと言っている。声明文を出した以上、彼らは変わらないといけないし、変わる。変わっていくところを見守ってあげて欲しい」と、報道陣に呼びかけた。

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