錦織、崖っぷち 第2セットを0-6で落とす ティエムに2セット連取許す
「テニス・全仏オープン」(3日、パリ)
男子シングルス4回戦が行われ、世界ランク21位で第19シードの錦織圭(28)=日清食品=は、世界ランク8位で第7シードのドミニク・ティエム(24)=オーストリア=と対戦し、2-6、0-6と2セット連続で落とし、もう後がなくなった。
錦織は勝てば2年連続3度目のベスト8進出となる。
第2セットの第1ゲーム。錦織のサーブで始まったが、いきなりラブゲームで失った。さらに第3ゲームでも5度のデュースの末に再びサービスゲームを落とすなど、ティエムの勢いを止められず、結局、1ゲームも奪えないまま、このセットを失った。
過去2度の対戦では、いずれも錦織が勝っている。
錦織は1回戦で世界304位のマキシム・ジャンビエをストレートで下すと、2回戦では世界51位のブノワ・ペールとフルセットの大熱戦の末に逆転勝ち。続く3回戦では、世界65位のジル・シモンにストレート勝ち。3試合ともに地元・フランス勢を破って、ベスト16に勝ち上がった。