ラグビー日本代表、イタリア戦へ意欲 リーチ主将「初戦は相当重要」
「ラグビー・テストマッチ、日本-イタリア」(9日、大分銀行ドーム)
日本代表は8日、大分銀行ドームで静かに前日練習を終えた。ベンチ入りメンバー23人がグラウンド内を徒歩で移動。ポイントとなる地点でSH田村優(29)=キャノン=の主導で、サインプレーを最終確認して全体練習を終了。その後は各ポジションごとに軽めに調整した。
SH田中史朗(33)=パナソニック=は「昨日で準備はしっかり整ったので、今日は確認だけにしようと。田村がゲームをリードするので。彼が理解してゲームを動かしてくれる」とこの日の練習の狙いを説明した。
日本代表は休養を経て5月27日からの宮崎で、3日からは東京で合宿を敢行。9日から始まる6月の親善試合3試合から逆算して、調整してきた。
フランカーのリーチ・マイケル主将(29)=東芝=は「初戦は相当、重要。W杯もそうですけど、負けて立て直して次に勝つというのはしたくない。テストマッチ1発目勝つ、そのためにサンウルブズの準備もあってプランニングしているから言い訳できない」と言う。イタリア戦を来年のW杯開幕戦のシミュレーションと位置づけて、必勝を誓った。
「代表に入ると、責任感が強くなる。W杯が来年。みんな10%くらい意識します。サンウルブズよりもね。ここに入ると引き締まる」。代表の誇りを胸に、戦う。