栄氏がレスリング協会常務理事解任へ 高田専務理事「パワハラ認定は残念」
日本レスリング協会は8日、都内で理事会を開催し、女子で五輪4連覇の伊調馨(ALSOK)へのパワハラが認定された栄和人前強化本部長の常務理事解任を評議員会に諮ることを決定した。協会の倫理委員会は、パワハラを認定した第三者委員会の判断を受け入れ、理事会に報告した。
理事会後に取材対応した高田裕司専務理事は「パワハラが認められてしまったのは、われわれとしては残念。栄氏もこれから講習会などを受けてもらって頑張ってもらいたい。選手たちもバネにして20年東京五輪に向けて頑張ってもらいたい」と話した。
また、協会としての伊調への謝罪については「所属を通じて連絡をしているが、なかなかつかまらない。早く謝りたい」と、現状を明かした。