全仏テニス 穂積、二宮ペア大会制覇ならず 準優勝
「テニス・全仏オープン」(10日、パリ)
四大大会の女子ダブルスで初の大会制覇を目指した、穂積絵莉(24)と二宮真琴(24)=橋本総業=のペアは、バルボラ・クレイチコバ、カテリナ・シニアコバ組(チェコ)に敗れた。
第1セットは3-6、第2セットも3-6でストレート負けした。日本人同士のペアとして初の四大大会の同種目初優勝はならなかったが、同種目初の準優勝となった。
穂積、二宮組は8日に第8シードのチャン・ハオチン(台湾)、ヤン・ザオシャン(中国)組を6-2、6-2で破り、決勝進出を決めていた。勝てば、日本人同士のペアとしては、1995年に全米オープン前身の全米選手権男子ダブルス優勝の宮城淳、加茂公成組以来の四大大会制覇だった。
◆穂積絵莉(ほづみ・えり)1994年2月17日、神奈川県平塚市出身。8歳でテニスを始め、12年にプロ転向。女子ダブルスでは16年4月のカトウィツェ・オープンでツアー大会初優勝を果たし、17年に四大大会の全豪オープン4強。茨城・鹿島学園高出身。橋本総業。168センチ、60キロ。
◆二宮真琴(にのみや・まこと)1994年5月28日、広島市出身。6歳でテニスを始め、13年にプロ転向。女子ダブルスでは16年9月のジャパン女子オープンでツアー大会初優勝を果たし、17年に四大大会のウィンブルドン選手権4強。兵庫・西宮甲英学院出身。橋本総業。157センチ、53キロ。