桐生10秒15 9秒台の期待から解放され「自分のレース」に集中
「陸上・ダイヤモンドリーグ」(10日、ストックホルム)
第6戦、ストックホルム大会は10日、ストックホルムで行われ、男子100メートルの桐生祥秀(日本生命)は主にスウェーデン選手を対象とした1レース目は10秒25だった。2レース目は10秒15だった。桐生は5月のDL第2戦上海大会で今季初の100メートルを走って10秒26で最下位。セイコー・ゴールデングランプリ大阪では10秒17で4位だった。
桐生は自己ベストが10秒台後半の地元スウェーデン選手に交じった最初の男子100メートルで序盤から抜け出した。1回目は向かい風0・3メートルで10秒25。2回目は10秒15だった。9秒台を期待される重圧からは解き放たれ、周囲に惑わされない「自分のレース」に意識を置く。昨年4位で悔し泣きした次戦の日本選手権(22日開幕・山口)へ、北欧遠征から上昇気流に乗っていく。