張本に敗れた張継科、3大会連続五輪に意欲
「卓球・荻村杯ジャパン・オープン」(10日、北九州市立総合体育館)
男子シングルス決勝で、世界ランク10位の張本智和(14)=エリートアカデミー=が、ロンドン五輪金メダリストの張継科(30)=中国=に4-3で勝利し、初優勝を果たした。張本は張継科に対し、今月1日の中国オープンに続いて2連勝を飾った。
張本に2戦連続で金星を献上した張継科は「張本選手におめでとうと言いたい。張本選手の大きな進歩はご覧の通りで、私もうれしい。今日は全力を出したが、お互いいいプレーができた」と若き王者をたたえ、「引き続き頑張ってほしい。張本選手を有する日本を応援している。本当におめでとうございます」とエールを送った。
自身は故障明けで約半年ぶりに復帰したばかり。大会途中から腰を痛めていたものの、前週の中国オープンよりも格段にコンディションを上げて決勝まで上がってきた。
「東京五輪に向けた第一歩で、以前に比べて試合をより楽しんでいる。またツアーや世界大会あるので、いろんなことを総括し、また頑張りたい」と、あらためて3大会連続での五輪出場を目指す考えを示した。