日大教職員組合「報復怖くて署名できない人も」 要求書半数以上が匿名の理由

 アメフット部の悪質タックル問題に揺れる日大の教職員組合が11日、都内で会見。田中英寿理事長の辞任などを迫る要求書を5月31日に提出していたが、賛同する学内や付属高の教職員ら752人分の署名が集まったことを報告し、同日に大学側に提出した。

 ただ、署名活動を行えなかった学部や高校もあり、全職員3679人のうち2割程度。また、半数以上の456人は匿名となり、吉原令子副委員長は「賛同していても、報復が怖くて署名できない人もいる」と明かした。

 “報復”とはどのようなものなのか-。執行委員の後藤範章氏は「(目をつけられた)数日後に転勤辞令がくることが実際に起こった。世田谷区で教べんを執っていた方が山形県に飛ばされたケースもある」と一端を明かした。

 恐怖の圧政に対し、民意をテコにした“日大一揆”はまだ終わらない。引き続き教職員の賛同者を募るが、今後は学外の一般からも広く署名を募集し、6月末にも再提出する。

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