栄和人氏の娘・希和が準V「出し切った」 世界切符逃すも全日本選手権に意欲
「レスリング・全日本選抜選手権」(15日、駒沢体育館)
男女計8階級が行われ、女子65キロ級決勝は、左足アキレス腱(けん)断裂を乗り越えた伊藤彩香(25)=東新住建=が、栄希和(24)=ジェイテクト=を8-4で破って優勝し、世界選手権(10月、ブダペスト)代表を決めるプレーオフに進出した。
栄和人前強化本部長を父に持つ栄希和は、大学の先輩の伊藤に敗れ準優勝。「やれることは全て出し切った上で負けた」と振り返った。3月のW杯直前に父のパワハラ問題が発覚し注目されたが、重圧の中で勝利し、精神的な成長を見せていた。18年の世界切符は逃したが、五輪代表レース開始に向けて「まずは12月(全日本選手権)に勝てるように頑張りたい」と誓った。