今井彰宏氏の金銭的不正疑惑 バドミントン日本協会が7月に本人聴取へ

 バドミントン再春館製薬所前監督の今井彰宏氏が金銭的不正行為を理由に熊本県協会から永久追放処分を受けた問題で、日本協会の銭谷欽治専務理事は19日、都内で取材に応じ、7月に今井氏本人から聞き取り調査を行うことを明かした。聴取は倫理委員会が行う。

 今井氏は、再春館製薬所監督時代に大会の賞金を選手に渡さなかったとして前所属から告発されており、熊本県協会からは永久追放処分を受けるとともに刑事告訴されている。

 調査に乗り出した日本協会は先週、熊本県協会の関係者へのヒアリングを終えた。今井氏への聴取後にも倫理委員会を開き、処分を検討する見込みだ。

 銭谷専務理事は「今は選手も頑張っているので、できるだけ早く解決したい」と話しつつも、「刑事事件に発展する可能性もゼロではないので、公益財団法人として倫理規定に沿って判断したい。まずは事実関係をしっかり確認する」と慎重を期する考えを示した。

 今井氏は今年2月に再春館製薬所を退社し、現在は岐阜トリッキーパンダースにスタッフとして在籍。同チームには、世界選手権女子ダブルス銀メダリストの福島由紀、広田彩花組が所属している。

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