大相撲の新大関栃ノ心が21日、東京都墨田区の春日野部屋で名古屋場所(7月8日初日・ドルフィンズアリーナ)に向けた東京での稽古を打ち上げた。5月の夏場所で痛めた右手首の影響でまだ相撲を取れる状況ではなく、四股やてっぽうの基本運動とぶつかり稽古にとどまった。
24日に名古屋入りする予定。相撲を取る稽古を再開するタイミングは、新番付が発表される25日以降に様子を見て判断する。新大関として取材やイベントが重なり、表情には疲労の色も浮かぶ。不安を抱えるだけに「まず、手首を治さないといけない。元気を出さないとね」と自らに言い聞かせるように話した。