桐生祥秀 予選でいきなり今季自己ベストタイ10秒15
「陸上・日本選手権」(22日、維新みらいふスタジアム)
アジア大会代表選考会を兼ねた日本一決定戦が開幕し、男子100メートル予選で、9秒98の日本記録を持つ桐生祥秀(22)=日本生命=が10秒15(追い風0・4メートル)をマークし、同日夜に行われる準決勝進出を決めた。
4年ぶりの優勝を狙う桐生が順調なスタートを切った。中盤から一気に他の選手を引き離して、余裕を持ったフィニッシュ。10秒15は今季自己ベストタイ。準決勝、決勝でのさらなる記録短縮に期待が懸かる。
日本選手権では昨年は4位、一昨年は3位と優勝を逃している。今季は5月から始動し、徐々に調子を上げてきた。「1試合ごとにタイムが上がってきている。日本の最高峰の大会。しっかり日本一を取りたい。自分の走りができれば、ベストタイムが出る」と話す桐生が、久々の日本一を狙う。