福島千里、100m全体1位での決勝進出にも「まだまだまだまだ…」

 「陸上・日本選手権」(22日、維新みらいふスタジアム)

 女子100メートル予選が行われ、同種目と200メートルの日本記録保持者、福島千里(29)=セイコーホールディングス=が11秒64(追い風0・8メートル)で3組1位。23日の決勝へ進んだ。

 全体1位の記録にも、福島は「実力的には、まだまだまだまだ…という感じで」ともどかしさを口にした。「いいところが全然見つからない」と焦りを隠せないが、決勝では「ダメでもしくじっても変でも負けても関係ない。思い切っていってみる」と、独特の表現で自らに言い聞かせた。

 フリーで活動した昨季は、日本選手権で市川華菜(ミズノ)に2種目で敗れた。100メートルで8連覇、200メートルで7連覇という記録が途切れ、世界選手権代表の座を逃すなど苦しいシーズンとなった。

 今季はリオデジャネイロ男子400メートルリレー銀メダルの山県亮太と同じ所属となり、練習環境も変わり、4月の織田記念国際を11秒42で、5月の静岡国際では200メートルを23秒35で制するなど復活の兆しを見せている。

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