飯塚決勝トップ進出 200Mで王座奪還へ「いいタイム出る」

 「陸上・日本選手権」(23日、維新みらいふスタジアム)

 男子200メートルで2年ぶり優勝へ、リオ五輪、世界陸上400メートルリレーメダリストの飯塚翔太(ミズノ)が順調に駆け出した。後半は流して全体トップの20秒55で決勝進出。「課題の前半でリラックスして動けた。後半思い切りいければいいタイムが出ると思う」と笑顔だった。

 カチカチカチカチ。トラックを駆ける飯塚の脳内には、何の気なしにそんな電子音が響いていた。この日始めたばかりの“イメージトレーニング”。スタッフの勧めもあり、スマートフォンを使って1分間に250~260回を刻むメトロノームの音を聞いた。

 脳内を刻むリズムに身を任せることで「音のリズムを頭に入れて、いいタイミングで走れた」。無駄な力みも出ず、効果はてきめん。前半を理想的なピッチで乗り切ったことで「全身を使って焦らずに走れた」と後半の余裕にもつながった。

 昨季はサニブラウンに後陣を拝し、2位。「ベストを出したい」と話しつつ「優勝。それだけを考えて走りたい」。王座奪還への思いは強い。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス