ラグビー・ジョセフHC 6月シリーズは「選手に対しハッピーな感情」
ラグビー日本代表のジェイミー・ジョセフヘッドコーチ(HC=48)が27日、都内で日本代表6月シリーズの総括会見を行った。世界ランキング11位の日本代表は、3週連続で同14位のイタリア代表と2試合、同12位のジョージア代表と1試合行い、2勝1敗。「選手に対してハッピーな感情を抱いています」と笑みを浮かべた。
イタリア代表戦は初戦は34-17のダブルスコアで圧勝。2戦目は序盤の相手の勢いに屈し、最大16点差から追い上げたものの22-25で敗れた。1勝1敗で迎えたジョージア代表戦28-0の完封勝利を飾った。
ジョセフHCは「2戦目のイタリアはわれわれにプレッシャーをかけてきた、プレッシャーにどう相対していくのかを1週間で修正して、組み立てることができたジョージア戦だと思う」と話した。イタリア戦の敗戦から、さらにフィジカルに定評のあるジョージア戦に向けての1週間の修正の過程が大きな収穫だった。
1年後のW杯日本大会に向けて、相手とのフィジカル面の差は大きなテーマ。「われわれは他のチームの選手とくらべて体が大きくないし、昔から決してフィジカルなサイドではない。どう戦うのかというところは大きな学ぶところだった」と強調する。「どんなスキルを発揮すればいいのかということをこの1週間で学ぶことができましたし、今後もそれを秋に向けてやっていきたい」と継続して強化を進めていく。