バスケ男子日本代表 明日豪州戦へ「失うものはない」東京五輪へ崖っぷち
バスケットボール男子日本代表が28日、W杯アジア一次予選のオーストラリア戦(29日、千葉ポートアリーナ)へ向けた前日練習を同会場で行った。
グループ4カ国中3位までが二次予選に進出できるが、日本は現在4戦全敗で最下位。国際バスケットボール連盟(FIBA)は20年東京五輪の開催国枠の採用を保障しておらず、日本にW杯16強程度の競技力を示すことを求めている。崖っぷちに立たされている日本代表にとって、自力で東京五輪出場の可能性をつかむためには絶対に負けられない一戦だ。
フリオ・ラマス・ヘッドコーチは「いい準備ができた」と充実の表情。W杯予選で初めてメンバー入りした八村塁(20)=米・ゴンザガ大=は「ずっと練習をしてきたので、いいところを見せられるように、チーム一丸で頑張りたい」と拳を握った。篠山竜青(29)=川崎=とともに主将を務める田中大貴(26)=A東京=も「失うものはない。日本のファンの皆さんの前で勝つ姿を見せたい」と力強く語った。