カド番の大関高安、「悪くはない。いい稽古ができた」二所ノ関一門連合稽古で12勝4敗
「大相撲名古屋場所」(7月8日初日、ドルフィンズアリーナ)
左上腕筋の部分断裂で先場所を全休し、カド番の大関高安(28)=田子ノ浦=は29日、名古屋市緑区で行われた二所ノ関一門の連合稽古に参加し、16番取って12勝4敗と、まずまずの手応えを得た。
まず新入幕の琴恵光(佐渡ケ嶽)を指名し、立ち合いの強烈な当たりで寄せ付けず4戦全勝。幕内松鳳山(二所ノ関)も3戦全勝で馬力の違いを見せ付けた。
最後は幕内琴奨菊(佐渡ケ嶽)とパワー比べ。がぶられ、一方的に寄られる場面もあったが突きで押し込んでからのはたきなど、相手がよく見えていた。
「悪くはない。後半はいい稽古ができた。なるべく番数を取りたかった。順調に来ている。ストレッチ、準備運動、体のケアをしっかりやって丈夫な体を作って心も鍛えたい」と納得顔。先場所前は連合稽古で左上腕部を痛めたが回復も確認。「全然気にならない」と全開を強調した。