アンケートで内田氏支持ゼロに勝丸委員長 衝撃「信頼されていなかったということ」

 社会問題となっている日大アメリカンフットボール部による悪質タックル問題を調査している第三者委員会は29日、都内で中間報告会見を行い、中間報告では、同件の日大DL選手が関学大のQBに行った悪質タックルを「内田正人氏と井上奨氏の指示で行われたものである」と、すでに内田前監督、井上前コーチに除名処分を下した関東学連の調査同様に、両氏の指示を認定した。会見には委員長の勝丸充啓弁護士、委員長代理の辰野守彦弁護士、委員の磯貝健太郎弁護士が出席した。

 会見では選手、スタッフらに行ったアンケートの概要も説明された。「前監督、前コーチの指示を認めた当該守備選手と、内田前監督、井上前コーチのどちらが正しいか」という問いに対して、120人の回答のうち「内田前監督、井上前コーチが正しいといった人は1人もいなかった」という。これには勝丸委員長も「ビックリした」とコメント。「今回の事件、選手と監督の言い分がまったく食い違っているが、アンケート結果を見るまでは選手の見方もある程度分かれるのではないか、と期待していた。ところが実際ほぼ全員が選手が言ってることが正しくて、監督が言ってることは間違っているという回答を寄せてきた。ということは監督は平素から選手に信頼されていなかったということを示している。また平素から選手と監督のコミュニケーションが十分でなかったことを示している」と、昨年学生日本一に輝いたチームの実態に驚きを隠せなかった。

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